しかし、佐川氏の話を聞く限り、かなりの値引きのようだが、法令上はセーフの範囲なんだろう。
土地の売買は、交渉とかで決まるから、誰が見ても妥当なところにはならんよな。
〇 値引きに忖度はあったか
わからない。なかったということを証明するのは難しい。
こういう内心の問題はどうしようもない。そういうことで人を罰するのは無理。
○ 首相・首相夫人から行政への値引きについての関与や圧力はあったか。
これは、どうやらなかったっぽい。
○ 首相夫人「いい土地だから進めてください」発言
これ、首相夫人が財務局などの行政に言ったら圧力になるからマズイセリフだが、籠池氏にいうのは、別に問題ないのでは?
たとえばだけど。
「東京芸術劇場を借りて、演劇公演しようと思ってます」って、もし首相夫人とか、東京都知事に言ったとしたら
「いい場所だから頑張って実現してください」くらいは言うぞ。
その時に、都知事との2ショット写真を 東京芸術劇場の職員に見せて、「進めてくださいって言われたんだよ!」って、言ったとして、それがどうなんだって話。
首相や首相夫人が行政に働きかけたかどうかがポイント
○ 首相夫人付きの役人が、財務局に交渉の状況を確認した。
今のところ、これが一番、やばいところに近いと思う。
これは、圧力をかけたことになるかもしれない。
意図的、間接的に夫人が行政に影響を与えたといいうる可能性が最も高いのはココなのでは。
普通の権限のない政治家ならセーフ。首相や夫人には権限はないけども。
ここは、その役人がどういう流れで聞いたかにもよるけど。
○ 自分や奥さんが(値引き交渉に)関わっていたとしたら、政治家やめる。・・・(1)
なぜ、そういう発言をしたのか、、、、。自信があるんでしょうね。絶対にやってないという自信が。
そこまではっきりいえば、事態は沈静化すると思ったんでしょう。
それは、そうはなりませんでしたが、それは結果論。
あの発言がよくなかったとかいっているのは、後付の結果論なので、、、
○ なぜ、書類を改竄したか。忖度があったか。
コレは官邸への忖度よりも、野党やマスコミへの不信感が、官僚に強くあるのだと思う。
改ざん前の文書が出回ってるけど「ほ〜〜ら、首相や首相夫人が関わっていたじゃないか!」って話はちっとも聞かない。
ふつうに読めば、関わってないことがわかるようになってるみたいだ。
しかし、そういうふうにわかる文書をなぜ改竄したか、
その文書には、首相夫人の名前が出ているのは事実のようだ。
改竄しないと、首相夫人の名前が出ているのは間違いないから「ほ〜〜ら、やっぱり関与があった〜〜〜」の大合唱になると思ったんでしょうね。
それは(1)とも重なって、首相を辞任に追い込むことになる。
「よく読んでください。よく読んだらそんなことないでしょ」とか言っても「い〜や、あやしい」「疑惑は深まった」みたいな大合唱にかき消されていた可能性がある。
(朝日新聞はこういうことをよくやる)
改ざんについて、忖度はなかったと佐川氏は言ってる。100%の嘘じゃないと思うけど、30%は嘘だね。
おそらく、マスコミ・野党不信6割、首相忖度4割ってところだろう。
つまり、マスコミや野党から、批判されるのはいいけども、どうせ公正な批判はしてくれないだろうという。
あたかも、首相夫人の悪い関与があったような見出しをつけて、そういう印象を与えるような書き方をするだろうという確信があったのだと思う。
○ なんで、職員さんは自殺したか
書類の改ざんにかかわったなら、それは違法行為。文書の改ざんは違法行為だが、懲役にはならない。
そして、マスコミや野党がこの問題を非常に大きくしている。善良な一個人が耐えられなくなっても仕方ない。
非常に、不幸なことだ、、、
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